単純移動平均線をしってますか。
「長い期間の線を短い期間の線がクロスするとチャンス」というように数多のWebサイトで言われてますが果たしてそうでしょうか、
どうやってあの軌道になるのか知りたかったので、ちり紙とペンを使って描きました。
よくよく思い出すと学生のときに、物理学で書いてたはずなんですけど全く忘れました。
知ってるも何もそのままの意味だろと思ってもしょうがないですが、描きます。
景気の悪い仮想のろうそく足チャートを用意しました。
日足です。
ろうそくの下に「終値」の値を書きました、赤が陽線で、青が陰線です。
つぎに、チャートをもとに長期の単純移動平均線を描きました。
期間は5個分です。日足だと過去5日分で、1分足だと過去5分分のことです。
プロット点の計算式は、過去5日分の終値の合計÷5です。
ところどころ計算ミスがありますが、軌道にはほぼ関係ないぐらいの誤差です。
上りのプロットは綺麗にろうそくに沿ってますが、下りのほうはなだらかです。
理由は陽線の最後の方が、値がかなりデカいからです。
でも実際の相場もこんなかんじです、下げる前はグッと上がります。
(終値で平均をとるのが普通なのかは分かりません。ですが、ヒゲ(線になってるところの先っちょ)で平均をとっても、実質意味はもたないです。ろうそく一本一本の終値が平均された値の様なものだからです。なので今回もひげのような瞬時値は考えないほうがいいと思いました。)
次に短期の単純移動平均線を描きます。
期間は2日分です。下りのプロットを少しミスってますが、軌道はほぼこんな感じです。
過去2日分しか平均をとらないので、下りはかなり角度が付いています。
計算式はさっきと同じ考えで、過去2日分の終値の合計÷2です。
最後に二つの線を重ねます。
おそろしいデッドラインが出来上がりました。
描いてみたんですが、「クロスしたからチャンス」というのはまだしっくり来てないです。
ですが、上り下りの勢いを視覚的に見て取れるというのと、長期短期それぞれで平均をとっているおかげで、短期がより際立って、今の傾向がなんとなく分かりやすくはなるんじゃないでしょうか。
無論、単体で扱っていいものではないですね、いろんな要因があって
次の値がきまるので、
いろんな手法を組み合わせまくって出た値の平均値を狙うぐらいが最低限必要になるんじゃないでしょうか。
移動平均線派や、RSI派、MACD派、経済指標派や、ヒゲ値エントリー派とか
挙げたらキリがない程の派閥・信者があるので、
それぞれの考え方でエントリーしているのを想像すると、
移動平均線で100%当てるのはほぼ無理ですが、割とみんなが使ってそうな移動平均線派閥には属するのでちょっとは勝率上がるんじゃないでしょうか。