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あゆみ

9/13 ちびたん爆誕 大記録

⭐︎ちびたん爆誕!記録(夫主観)

妻の実家で前駆陣痛が不安定な中、いつになったら病院に駆け込めばいいかなと話してたけど、あの時はまだ陣痛のじの字も始まってなかったんだなあ。9/12の9:00に予定通り病院に行き9:30から陣痛促進剤💊という点滴をスタート。最初は20ml/hで始めたけど、12:30には40ml/hに。点滴の効果か、結構な陣痛がくる、だが間隔は広め。家より辛そうだが結果論まだこの時は余裕はある。12:00の昼ごはんはおにぎり2つと、卵焼き2つのお皿に漬物少し。食べてる最中はベッドに腰をかけるので、腰に陣痛がもろに響く。痛みで最後まで食べきれず12:30にはたしか80ml/hくらい、妻に余裕はない。家にいた時の陣痛とは比較にならなそう。この時まだ4センチで、こんなに大変なのに0.5しか進んでないと思って、妻と僕は一瞬凍る。それからペースを上げていき120ml/hくらい、もうほんとにしんどそう。会話はない。ここまできてもまだ息を吐くことを忘れずに「痛い」も言わずに我慢(いきむ時まで「痛い」発言を我慢しようという作戦があった)。落ち着く合間に水分補給とウィダーインゼリーを寝ころんで摂取。体がとても暑そうで、もがくので妻の頭は枕からずり落ちる。何回も布団をまくって団扇で冷まし、足に挟んでいた枕を回転させ冷たい方を足に挟む。ベッドから落ちそうなほど手前まできてるけど、とてもじゃないけど元の位置には戻せなかった。160ml/hくらいでもうヤバい、ぶっ壊れそう、見てられない。でも呼吸は忘れない妻。180ml/hでおまけに胎動も激しく、ちょっとの胎動も激痛、同じく見てられない、スースー息を吐くのをできなくなる妻、助産師さんにスースー吐いてと言われる。200ml/h MAXまできてこの時大体15:10だが、上半身がのたうち回るので必死に手を繋ぎ呼吸を整える、ここまできたら目が離せない。妻が冷静に対応できていて、この人の本当の底力を今知った。点滴500mlうち終わる後少しのところで、8センチまできた。今のうちに分娩室に向かう、波がない時を見計らって分娩室まで必死に歩く。15:30分娩室についてもうラストスパートと思った妻は痛い発言を解禁する。絶叫の嵐、でもまだラストじゃないということを夫だけ気づく。まだ痛い発言をとっておいてというと、爪を立てられる、この状況でそんなこというんじゃなかったと夫は大後悔。結局8センチから全開までが20分もかかる。既に生命エネルギーの大放出。

15:50、

妻)もうでる!

助産師)まだ我慢! 

のやりとりが10分続く、地獄の10分、地獄の油釜で茹でられるような妻の様子。かれこれ5時間は手を握っている。妻の底力の底力を知る。妻への感謝と申し訳なさが天元突破する。16:00いきんでいいよの合図スタート、助産師、院長勢揃い。分娩室には7人ほどの人がいる状況。いきむ時がくる、今まで散々、力を抜けと言われた後に力めの合図がきたから中々妻の呼吸が合わない、僕も合わない。先生も含めて全員あってなかった。そうこうしてるうちに5回ほど力み、16:21突然目の前に現れる青ざめたちびたん。感情がぶっ壊れて、声を出しなら夫嗚咽して泣く。地獄のなかに天使が舞い降りてきて、脳がバカになった。何ヶ月も待っていた天使が、想像を絶する絶叫空間の中で現れ、とつぜんの安堵。妻は放心状態、妻の顔を見て意識があるかどうかを集中して眺めていること10分ほど。切開の縫いなどが始まり、また痛む。顔をしかめる妻、果てしなく痛いだろうが縫いをそつなくこなす、でもこれでようやく終わり。終わりが突然きた、妻が正気に戻った。お昼ご飯から初めて妻喋った。感謝を伝えた

 

⭐︎感想

あまりに衝撃的な体験だった。

妻すら見てない物も一瞬見た、目の端に写った、やばかった、大事故の後みたい。

これを一緒に体験できていなかったらと思うと、心の底からゾッとする。

あの時間を共有していないと間違いなく夫婦仲に亀裂が入る。

全て見た上でも、「お産は大変だよね」とかは口が裂けても妻には言えない。話題にすら出したくない。ただ一生体を気にかけていくしかないと思った。

 

⭐︎結論

母は偉大、一生かけて感謝するべき